今月は、週に1冊か2冊のペースで、2020年下半期に刊行された書籍の中から、
ブログにておすすめの書籍をご紹介していきます。
海外刊行のアートブックは、完売後、すぐに再販されないものも少なくありません。
数年後にお問い合わせを頂きそうな本年刊行の書籍をご紹介しております。
《Recommended Fall/Winter Books #1: FUKT MAGAZINE #19》
オンライストアへ→FUKT MAGAZINE #19
Fukt Magazine(フクトマガジン)は、ドイツ・ベルリンを拠点に編集Bjorn HegardtとAriane Spanierがデザインを手がけるドローイングマガジンです。こよなくドローイングを愛する人たちで作り上げる広告のないアートマガジン。Fuktとは、ノルウェーとスウェーデン語で「湿った」や「湿度」などを意味する単語です。
この装丁も楽しいドローイングマガジンの刊行は、私たちもいつも楽しみにしています。#13からは、サイズが統一されましたが、仕掛けや印刷が目を引くデザインとなりました。
パンデミックの中、刊行された#19には、Bjornの言葉が書籍紹介に添えられていました。未曾有の出来事の中で、私は、彼の「誰かの目を通して世界を見る」という言葉がとても響きました。私にはこう見えている世界が、他の人々はこう見ているのだと知ることは、自分の中の境界が広がっていくようです。世界のアーティストは、世界をどのように捉えてどのように表現しているのか、このドローイングマガジンで皆様もぜひ、様々なドローイング作品に触れていただければ嬉しいです。
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