2012/04/19

実店舗OPENのお知らせ" limited time offer our store OPEN"

今月より、京都にて"KYOTO OPEN STUDIO-京都、アートの現場へ"が開催されます!
そして、こちらの関連企画としまして当店も同期間中OPENすることとなりました。


KYOTO OPEN STIDIO
2012.4.27(FRI) - 5.6(SUN)
〜京都アートの現場へ〜
http://kyotoopenstudio.tumblr.com/


Artbook EUREKA OPEN - limited time 
2012.4.27(FRI) - 5.6(SUN)
OPEN 14:00
CLOSE 21:00
※Last day OPEN 14:00 CLOSE 21:00
http://artbook-eureka.com


お近くのAntenna Media さんにて行われる 4月27日(金)「お茶室作り体験」にて、
当方もOPENまでの時間お手伝いに行きます。


今月から、GW開けまでは京都のあちこちでいろんなアートイベントが
開催されています。なんだか、楽しそうな感じです。


美術って何?って聞かれても、私自身その答えはわかりません。
言葉ではないものかもしれないし、言葉でシンプルにできるものなのかもしれません。
でも、美術という言葉はあるんですよね(笑)
毎日毎日、美術のあり方や考え方は変化しています。
ここ京都でも、世界でも、
だれかが疑問に思ったり不思議に思ったり悲しかったり嬉しかったり
忘れるためにも、忘れないためにも、
いろんなことが、いろんなかたちで表現されています。
アーティストだけのものじゃなくて、みんなの美術。


是非、同時期OPENの当店へもいらして下さい。
世界のアーティストの書籍が御覧いただけます♪
























2012/04/17

建築とアート




以前、「Walter Nidermayrのこと」のブログ内で、SANAA(妹島和世+西沢立衛)の
お話を少し書きました。


昨年、東京現代美術館で行われたSANAA(妹島和世+西沢立衛)、長谷川裕子 共同企画
"「建築、アートがつくりだす新しい環境」new spatial practice in architecture and art"
という展覧会がありました。
こちらに戻って書籍を発見しました。
面白い内容でした。
長谷川裕子さんの「新しい環境、新しい体験のためのポリティクス」は、楽しい文章ですので
一度読んでみて下さいと思います。
bloomberg Pavilion, Tokyo

そして、SANAAといえば金沢21世紀美術館は、有名ですよね。
私は、ここのJames Turrell(ジェームズ・タレルは、1943年生まれのアメリカのアーティスト)の「ブループラネット・スカイ」が好きです。
一度目に訪れたときは、何も気に留めなかったのですが2.3回と訪れるごとにあの場所にいる時間が伸びているのです。
当店取扱書籍(左から)
James Turrell「Geometry of Light」「James Turrell


Walter Nidermayr、SANAA、James Turrellのこの3つのタイトルの書籍が
並べたいです。現在、ニーダーマイヤーとタレルはありますのでSANAAがあれば!
私は、この上記の3者を別々に知ったのですが、何か共通するものがあるかもしれないと思っています。それが、何なのか突然知ることになりそうです。


2012/04/16

アニッシュ・カプーア

強烈な視覚体験によって、まるで異空間へ連れ去られたかような、不思議な感覚をもたらすカプーアの作品。近年ますます作品の規模が大きくなり、視覚だけでなく全身の感覚を刺激するものとなっています。
そんなカプーアの代表的な作品を、初期のものから最新情報までご紹介します。


▼1982年に発表された、カプーアがヒンドゥー教の寺院で目にした色鮮やかな粉末顔料を使用した初期の作品。
『To Reflect An Intimate Part Of The Red 』-【Anish Kapoor】より

▼1990年以降、湾曲をキーワードとし、ステンレスを湾曲させた作品を制作。
『Untitled』-【Anish Kapoor】、【Turning the World Upside Down】より

▼スケールを大きくし、野外での設置へと展開。
『Sky Mirror』-【Turning the World Upside Down】より

▼シカゴのミレニアム・パークに2004から06年にかけ制作・設置された『Cloud Gate』では、さらに形が複雑に、スケールも大きくなる。
『Cloud Gate』-【Anish Kapoor】、【Turning the World Upside Down】より

▼2007年以降、真っ赤なワックスを使用した作品『Svayambh』、『Shooting into the Corner』などを発表。
『Svayambh』-【Shooting into the Corner】、【Anish Kapoor】より

『Shooting into the Corner』-【Shooting into the Corner】、【Anish Kapoor】より

▼2011年、パリのグラン・パレに設置された、人が中に入って体験する超巨大作品『Leviathan』。
『Leviathan』の外観
『Leviathan』の内部

▼2012年のロンドン・オリンピックにむけ、建設が進行中のモニュメント『Orbit』のデザインを手掛ける。
カプーアの『Orbit』スケッチ

▼おまけ
こんな作品もあります。
左はアクリルの箱の中に泡が、右はギャラリーの床に空いた奈落の穴…【Anish Kapoor】より

当店が取り扱っておりますカプーアの書籍は4点。
左上より時計回りに【Anish Kapoor】、【Shooting into the Corner】、【Turning the World Upside Down】(アップしました!!)、【Sketchbook

アーティストのサイト
http://www.anishkapoor.com/

略歴
1954年インド生まれ。
1972年で渡英、美術学校で学ぶ。
1980年代には、トニー・クラッグ、リチャード・ディーコンと共に、ニュー・ブリティッシュ・スカルプチャーの代表作家と呼ばれるようになる。
1990年のヴェネツィア・ビエンナーレではイギリス代表として出展し2000年賞を受賞。翌1991年にはターナー賞を受賞。
世界中の美術館、ギャラリーで個展を多数開催。
2011年世界文化賞を受賞。
現在ロンドンに在住。


2012/04/13

カールステン・ニコライのこと

カールステン・ニコライ(アルヴァ・ノト)
2つの名前があり、サウンド・アーティストでは、ノト(note)又はアルヴァ・ノト(alve note)
として活動を行なっています。
日本では、池田亮司氏や坂本龍一氏とのコラボから、よく目にするのではないでしょうか
昨年は、日本での活動が活発で横浜トリエンナーレ、Live(ここ京都ではMetroにてメトロ大学が開講され浅田彰氏とのトークが行われました)その後、東京ICCで講演が行われています。
世界各国で、ライブパフォーマンスも多数行なっています。
(私も、昨年のヨーロッパでの坂本龍一氏とのライヴ行きたかったです…)

彼の作品は、視覚と聴覚の両方を刺激します。
過去のインタヴューより「私は、音、イメージ、認識、それぞれの要素とその間にある境界線というものをテーマに作品をつくっています」 と彼が語っていました。

科学的な数学的な難解に見える彼のテキストや作品は、
世界を抽象化した暗号であり、それは私達が世界を認識するためのものだとも言っています。


2004年COMPOSITE掲載ベルリンアトリエ


当店取扱(左下より左回り)



ヴィジュアル化されることからの認識。
世界の抽象化。
おもしろいですね。
私自身は、音の彫刻的なところに興味があります。


アーティスト・ウェブサイト
http://www.carstennicolai.de/http://www.carstennicolai.de/




2012/04/12

リュック・タイマンス《追加情報!》

先ほどご紹介したリュック・タイマンスの書籍「Portraits and Vegetation」
2011年夏にスペインのCAC Malaga(マラガ現代アートセンター)で行われた同名の展覧会のカタログなのですが、展示風景を撮影した動画を発見したのでご紹介☆

リュック・タイマンス


リュック・タイマンスは、新聞や雑誌の写真、映画のスチル写真をもとに、室内や家族写真、壁紙からホロコースト等の歴史的事件まで幅広い題材を描きます。

【Is It Safe?】より

【Is It Safe?】より

【Portraits and Vegetation】より

断片的なイメージを絵画の題材とすることで、「希薄な」「意味のない」「断片的な」という感覚をそのままクローズアップとしているように感じます。
そんな感覚を呼び覚ますために、新聞や雑誌の写真をモチーフに選んで使用するのではないでしょうか。
また、未完成にも見える、雑ではないけれどもたどたどしさの残る筆遣いを残すのも希薄な浮遊感を感じさせます。

【Portraits and Vegetation】より

【Is It Safe?】より

思ってみれば、日々たくさんのイメージに囲まれて暮らす我々の記憶には、一度は目にしたものの思い出すことのない断片がたくさん詰まっているのかもしれません。


作家略歴
1958年ベルギー生まれ。アントワープ王立芸術学院などで学ぶも、80年代の始めにはスランプに陥り絵が描けなくなる。自主映画等の制作を経、スランプ脱出後の1985年ベルギーで初個展。1992年ドクメンタに参加。2001年ヴェネツィア・ビエンナーレのベルギー代表。現在、アントワープ在住。

当店取扱いの書籍



2012/04/05

ゲルハルト・リヒター【4900 Colours】 のこと

ゲルハルト・リヒター(1932年生まれ)
ドイツが世界に誇る画家であり、本当に重要な芸術家の一人ですね。

今日は、ゲルハルト・リヒターの【4900 Colours】について。
色彩の教科書のようなこの書籍。
この作品は、一体何なのでしょうか。

私が、色々な資料を見て最後に出てきた言葉は、「色彩の可能性」です。
絵画において、色彩(色)とは。
この試みにおいて、リヒターは何を発見したのでしょうか。

4900 Colourは、Version-ⅠからVersion-Ⅺまで。

基本をVersion-Ⅰとして、展開されています。
「9.7×9.7cmの正方形」、「25色の絵具」が材料。これを5×5色並べて、正方形のパネルを作成します。
この色の組み合わせは、コンピューターによってランダムに選択され、Version-Ⅰはパネル196枚で構成されます。

5×5、10×10、15×15、20×20...........という形でVersion-Ⅺまで。
※この組み合わせは、サイコロによって決められています。


 
インタヴューでリヒターは、色とかたちの追求をしたヨゼフ・アルバースを「Holyman」と言っていました。アルバース著書、「色彩の相互作用(Interaction of Color)」を読めばこの意味が分かるかもしれません。そして、リヒターが彼をそう呼ぶ理由も。

 
昨年、ケルンに立ち寄ることが出来ました。
この4900 Colourがステンドグラスになって、大聖堂に収められていました。
大きなこのケルン大聖堂、中に入って高い高い場所に大きな窓。
正方形の色彩が。
色って不思議。そう思いました。
 

2012/04/02

実店舗へご来店ありがとうございました♪

たった1週間のSTORE OPEN 。


無事終了いたしました。
ご来店下さった皆様、本当にありがとうございました。 


いただいたリクエストや、お話のなかで得た発見を活かし、
これからも面白いアートブックを
ご提案していきたいと考えております。


Online shopへは、今週100タイトル程
アップ予定です!!
リクエストなどございましたら、ぜひご連絡下さいませ。。
また、次回の実店舗OPENは現在未定です。
早いうちに皆様にお知らせできますよう、頑張っていきたいと思います。


今後とも、アートブックユリーカをどうぞよろしくお願い致します。