2021/03/30

Recommended Fall/Winter Books 2020年度下半期おすすめ書籍

ブログにておすすめの書籍をご紹介していきます。


海外刊行のアートブックは、完売後、すぐに再販されないものも少なくありません。

数年後にお問い合わせを頂きそうな本年刊行の書籍をご紹介しております。


《Recommended Fall/Winter Books #5: アントニオ・タピエス - Political Biography



アントニ・タピエスにどのようなイメージをお持ちでしょうか?


それまで絵画で使用されなかった素材や日用品を作品に持ち込み、大胆でありながら優雅さを感じさせる作品を生み出した現代アートの巨匠。


スペイン・カタロニア地方の風土を感じさせる情熱的な物質感や色彩感。


中世の錬金術や日本文化など様々な文化に精通し、古今東西の美術品のコレクターであった偉大な知の旅人。


こちらの書籍では、幼少の頃からスペインの政治的激動の中を生きたタピエスに焦点を当てられています。


彼と政治との関わりについて、各時代ごとの伝記、作品・記録写真・手紙、雑誌・ポスターなど様々な資料、年表により、政治的アーティスト像に迫ります。


ミステリアスな魅力に満ちたタピエス作品をさらに深く知る、絶好の一冊です。











2021/03/17

Recommended Fall/Winter Books 2020年度下半期おすすめ書籍

 ブログにておすすめの書籍をご紹介していきます。


海外刊行のアートブックは、完売後、すぐに再販されないものも少なくありません。
数年後にお問い合わせを頂きそうな本年刊行の書籍をご紹介しております。

Recommended Fall/Winter Books #4: 荒木経惟&ユルゲン・テラー  - Leben und Tod

テラーの写真は、いつも少し人を戸惑わせ、不愉快にさせる側面もあるかもしれませんが、そのキッチュでユニークな演出と美しい色が、現代を反映しているようでとても繊細な人間味を感じます。

いつも冗談のようなテラーが作品につけたタイトルは「生と死」。この作品は、個人的なものですが、1970年代から花を撮り始めたというアラーキーこと荒木経惟がこのシリーズに触発され、テラーの思い出に残るプライベートの品々を撮影した写真を撮影。特に、花と共に撮影されたモノたちは、さらに情緒的です。

二人のコラボレーションとなる写真集ですね。














2021/03/09

Recommended Fall/Winter Books 2020年度下半期おすすめ書籍

 今月は、週に1冊か2冊のペースで、2020年下半期に刊行された書籍の中から、

ブログにておすすめの書籍をご紹介していきます。


海外刊行のアートブックは、完売後、すぐに再販されないものも少なくありません。
数年後にお問い合わせを頂きそうな本年刊行の書籍をご紹介しております。

Recommended Fall/Winter Books #3: M/M Paris - M to M of M/M Paris Vol.2 
オンラインストアへ→M/M Paris - M to M of M/M Paris Vol.2 
          (M/M Paris - M to M of M/M Paris Vol.1)

Vol.1が刊行された頃、このVol.2が刊行されるなんて思いもしませんでした!

M/M Parisといえば、ビョークのアルバム「Vespertine」とAPCのファッションポスターが衝撃でした。これは、デザイン作品なのか?アート作品なのか?。もう少し言えばデザイナーが制作しているのかな?アーティストが制作しているのかな?と思ったことをよく覚えています。

私たちのデザイナーとその仕事へのイメージを一層したデザイン。それが、M/M Paris。


グリッドきっちり、ジオメトリック大好きなデザイナーさんにも、かっこいいよねと言わせてしまう彼らの作品。


この書籍は、デザイン書籍の中でも、サイズが大きく35cm×26cmもあります。カラー図版が豊富で、本当に見応えも十分です。

クリエイティブ、この言葉がぴったりなM/M Parisのクリエイティブ全開の本。Vol.2の発売に合わせて、長らく絶版だったVol.1も再刊行され、ますます嬉しい。














2021/03/08

2021/03/08新古品画像

 トレイシー・エミン



2021/03/05

Recommended Fall/Winter Books 2020年度下半期おすすめ書籍

今月は、週に1冊か2冊のペースで、2020年下半期に刊行された書籍の中から、

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海外刊行のアートブックは、完売後、すぐに再販されないものも少なくありません。
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Recommended Fall/Winter Books #2: Cy Twombly - Making Past Present 
オンラインストアへ→Cy Twombly - Making Past Present 

弊社が9年前のオープン当初より、お取り扱いを切望していたサイ・トゥオンブリー。今では、たくさんの書籍が毎年刊行され、毎度どの作品が表紙になるのか楽しみです!


この書籍は、2020年7月に開催予定であった展覧会のために制作されました。パンデミックにより、多くのファンが心待ちにしていたトゥオンブリーの絵画作品を鑑賞する機会は、失われてしまいました。しかし、MFA Pressによって、この美しい一冊が刊行されました。

ローマのトゥオンブリーの自宅の写真には、バロック様式の黄金の椅子や大理石の胸像があります。彼は、確かに現代主義的で抽象的な表現主義の絵画で知られれいますが、古代(過去)に魅了されていたことは明らかです。(一部、Baya Simonm Financial Timesより引用)

イタリアの古代遺跡をガイドのように説明できたと何処かに記述がありました。歴史から、そして故郷の文学から多くを受け取ったトゥオンブリーの情熱的な絵画作品が、掲載された2020年刊行の新刊です。


トゥオンブリーについては、Specialsでご紹介をさせていただきましたので、ぜひ、そちらをご覧下さいませ。

Artbook Eureka Specials: CY TWOMBLY











2021/03/04

Recommended Fall/Winter Books 2020年度下半期おすすめ書籍

   今月は、週に1冊か2冊のペースで、2020年下半期に刊行された書籍の中から、

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《Recommended Fall/Winter Books #1: FUKT MAGAZINE #19》
オンライストアへ→FUKT MAGAZINE #19

Fukt Magazine(フクトマガジン)は、ドイツ・ベルリンを拠点に編集Bjorn HegardtとAriane Spanierがデザインを手がけるドローイングマガジンです。こよなくドローイングを愛する人たちで作り上げる広告のないアートマガジン。Fuktとは、ノルウェーとスウェーデン語で「湿った」や「湿度」などを意味する単語です。

この装丁も楽しいドローイングマガジンの刊行は、私たちもいつも楽しみにしています。#13からは、サイズが統一されましたが、仕掛けや印刷が目を引くデザインとなりました。


パンデミックの中、刊行された#19には、Bjornの言葉が書籍紹介に添えられていました。未曾有の出来事の中で、私は、彼の「誰かの目を通して世界を見る」という言葉がとても響きました。私にはこう見えている世界が、他の人々はこう見ているのだと知ることは、自分の中の境界が広がっていくようです。世界のアーティストは、世界をどのように捉えてどのように表現しているのか、このドローイングマガジンで皆様もぜひ、様々なドローイング作品に触れていただければ嬉しいです。